自由度の高い専用サーバー

ホームページを開きたいとき、レンタルサーバを有料なり無料なりで借りることが多いだろう。
ブログを始めたいときは、ブログシステムを提供しているASPにアカウントを発行してもらうのが、スタンダードな方法だ。
ただ、業者の設定では満足できないという状態、例えばブログシステムに手を加えたかったり、メールフォームや掲示板を設置したいという場合、レンタルサーバやブログレンタルでは要求を満たせなくなる。
CGIを動かせるレンタルサーバでも、必要なモジュールがインストールされていなかったり、動作に制限をかけられることは多い。
そういった要求が出てきたときの選択肢が、「自宅サーバの開設」「専用サーバを借りる」「VPS(仮想専用サーバ)を借りる」の3つだ。
自宅サーバを設置すれば、全ては思いのままだ。
どんなに重たいプログラムを動かしてもいいし、容量が足りなくなってくればケースを開けてHDDを追加してやればいい。
新しいCPUが発売されたら、自作PCと同じように入れ替えることもできる。
ただし、インターネットプロバイダを変更しなければならない可能性は高い。
通常のプロバイダは接続する度に割り当てられるIPアドレスが変わるが、サーバを設置するためにはIPアドレスが毎回変わってはならない。
自分専用のIPアドレスを割り当ててくれるプロバイダと契約する必要があるが、月に1000円ほど割高となる。
また、電源も自分で用意しなくてはならない。
これには、停電でも電力を供給し続けるUPS(無停電電源装置)も含まれる。
電気代だってばかにならない。
専用サーバとVPSについては、サーバ機器・回線・電源を業者に用意してもらい、サーバの中身については自由にいじれるというものだ。
VPSは専用サーバのミニ版といった感じで、1台のマシンに複数の利用者がいるが、仮想化技術によりその中にあたかも専用サーバーが複数あるかの様なものだ。
賃貸マンションをイメージしてもらえばいいかもしれない。
そうすると、専用サーバは一戸建ての借家、レンタルサーバは下宿に例えられる。
CPU・メモリ量・HDD容量・回線の速度などは、業者の用意したプランの中から選ぶか、それぞれ選択してプランを組み立てることが多い。
当然、機能の高いものを選べば、月額費用も高くなる。
自分専用のサーバーなので、どんなCGIを入れようと動画ファイルを置こうと、基本的には自由だ。
ただし、あまり回線に負担をかけるようだと解約を迫られたり、より上位のプランへの契約変更を余儀なくされる場合がある。
また、アダルトコンテンツや再販(サーバのスペースの一部をレンタルサーバの様に貸し出したり、レンタル掲示板を設置したりすること)については、業者やプランによって可否が分かれるので、事前に契約の内容を確認することが必要だ。
注意点として、自分が自由にサーバーをいじれるということは、管理も自分でやらなければならないということだ。
レンタルサーバの時には業者がやっていたOSの更新やバグフィックスなども自分でやらなければならない。
これを怠ると、いつの間にかサーバーを乗っ取られて迷惑メール送信の踏み台にされてしまい、ブラックリストにサーバが登録されてしまうことにもなりかねない。
自由なサーバー運用には、それ相応の責任と技術力が求められるのだ。
しかしながら、専用サーバなら月1万円未満、VPSなら月数百円で自由な環境が手に入るのは魅力だ。
管理に自信がないのならば、セキュリティのアップデートなどは業者の技術者がやってくれるプランがある場合もある。
当然、それだけの費用がかかるが、レンタルサーバに不満を持っているのならば、専用サーバーやVPSを検討してみる価値はあるだろう。
実際、筆者も昔は自宅にサーバーを設置していたが、今では専用サーバーとVPSに全て入れ替えた。
きっかけは東日本大震災の計画停電で、UPSがもたなかったからだ。
専用サーバー業者であれば、自家発電機なども用意されているのでその様な心配もなくなるため、全て移したのだ。

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This entry was posted by admin on 12月 18, 2011 at 3:02pm. It is filed under 未分類. You can follow any comments to this entry through the RSS 2.0 feed.

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