不動産取引において必要な費用は仲介手数料
不動産を売却する際、売却手続きを担当する不動産会社に支払う仲介手数料が必要です。
この仲介手数料の金額について、詳しく解説します。
仲介手数料は売却費用の中で最も高額になることも！
意外にも、仲介手数料は非常に高額になることがあります。
実際、売却費用の中でも仲介手数料が最も高額になるケースがほとんどです。
では、具体的に仲介手数料はいくらなのでしょうか？ 宅地建物取引業法によって、仲介手数料の上限額が定められています。
売買代金が4,000,001円以上の取引の場合、仲介手数料は（売買代金の3％+60,000円）＋消費税となります。
ただし、下限額は特に定められていません。
例えば、売買代金が10,000,000円だった場合、仲介手数料は（10,000,000円の3％+60,000円）＋消費税となります。
具体的な金額は計算してみるとわかりますが、これが仲介手数料として不動産会社に支払われる金額です。
なお、弊社では専任媒介契約を結んでいるため、仲介手数料が半額になります。
つまり、上記の例であれば（10,000,000円の3％+60,000円）＋消費税の半額が実際に支払われる仲介手数料となります。
以上が、不動産の売却する際に必要な仲介手数料についての詳しい説明でした。
参考ページ：名古屋市の不動産売却時の仲介手数料が売れるまで半額
不動産屋の仲介手数料についての説明
ほとんどの不動産屋は、売買の仲介手数料を、上限金額として受け取っています。
この上限金額は、一般的に当たり前のように扱われています。
しかし、下限額については決まりがありません。
私が以前勤めていた財閥系の大手不動産会社でも、お客様から「仲介手数料を安くしてもらえないか」と聞かれたことがありますが、即答で「大手なので、できません」と答えました。
具体的な仲介手数料の金額は、不動産の売買金額によって異なります。
手取り額が大切
そこで、たった3％だけどと思わないでください！例えば、不動産の売買価格が1億円の場合、仲介手数料は100,000,000×3％+60,000+消費税10％で3,366,000円になります。
1億円に比べると、3,366,000円は大したことないように思われる方もいるかもしれませんが、ここで考慮すべきは、手取り額です。
通常、売却益からは税金を支払わなければならず、債務が残っている場合はその返済も必要です。
もし売却益が100,000,000円だったとしても、手取りに残る金額は必ずしも全額ではありません。